相続する遺産に不動産がある場合は、相続登記を行うことになります。登記の手続きは自分でやることもできますが、この場合は司法書士にまかせるのがお勧めとよく言われます。それはなぜでしょうか。まず自分でやる場合は、費用を抑えられるのが最大のメリットです。

特に相続人が少ないとか、時間に余裕がある場合、法務局行きや書類取得にかける時間が取れる場合は、自分でやることも可能です。ただし何度も法務局や役所に足を運べない、あるいは専門用語などがわからない場合は、登記の専門家である司法書士に相談する方がいいでしょう。もちろんこの場合費用はかかりますが、関係書類の取得もしてもらうことができますし、相手にすべてを委ねることのメリットは大きいです。特に手続きを急ぐ場合や相続人が多い場合、遠方にある不動産を相続する場合などは、やはり司法書士に相続登記を依頼することをお勧めします。

ただ依頼するわけですから、その分費用も発生します。ただ司法書士への報酬はそれほど高くなく、上限で7万円か8万円程度となっています。それから不動産を相続する場合、特に相続人が多い場合はトラブルが起きるリスクも高くなります。そのような場合は、相続登記ができる弁護士に最初から一任する方法もあります。

もし裁判に持ち込むような場合は、やはり法律のプロである弁護士がいた方が便利だからです。無論この場合最初は司法書士に依頼し、その後で弁護士を紹介してもらうということもできます。